地域プロジェクト 第13回
各種熱源からの廃熱回収ボイラでエネルギーミックス実現へ貢献
三浦工業では、1970年代より、各種熱源からの廃熱回収ボイラを数多く手掛けて参りました。特に、1987年からは、ディーゼルエンジン、ガスエンジン、ガスタービンなどを原動機とするコージェネレーションシステム(熱電併給システム)が導入されるようになり、当社はその熱の部分でお役に立つべく、約5千台の廃熱回収ボイラを導入いただきました。
2011年3月の東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて、2014年に第4次エネルギー基本計画が策定され、その4年後、2030年の長期エネルギー需給見通し「エネルギーミックス」の実現と、2050年を見据えたシナリオが示されました。
当社は以前より、「再生可能エネルギーと熱との組み合わせ」に注力してきましたが、エネルギーミックスの実現に向けて、更に貢献出来るよう、過去から培ってきた各種性状の廃ガスに対応できる廃熱回収ボイラを開発していきます。
▽三浦工業がが廃熱回収ボイラや圧力容器を納入した事例
1. 遠野興産殿:発電用廃熱熱媒ボイラ
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1807/27/news056.html
2. バンブーエナジー殿:木質バイオマス発電用廃熱熱媒ボイラ
http://bamboo-f.com/
3. 射水市もみ殻循環プロジェクト焼却炉用廃熱温水ボイラ
http://www.city.imizu.toyama.jp/appupload/EDIT/034/034946.pdf
4. 入江崎水再生センター:下水汚泥焼却炉用廃熱回収蒸気ボイラ
http://www.city.kawasaki.jp/800/page/0000083303.html
5. 内子バイオマス発電所
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000025041.html
〔第5次エネルギー基本計画より以下抜粋〕
再生可能エネルギー:エネルギー情勢が時々刻々と変化する中、まずは、2030年のエネルギーミックスの確実な実現に全力を挙げていく方向性で、一次エネルギー構造における各エネルギー源の中で、重要な低炭素の国産エネルギー源と位置付けられました。
熱利用:コージェネレーションや再生可能エネルギー熱等の利用を促進するため、こうした熱が賦存する地域の特性を活かした利用の取組みを進めていく事が重要であると示されました。
三浦工業株式会社ホームページ: http://www.miuraz.co.jp/
(三浦工業株式会社 特機東日本支店 支店長 藤村幹樹)