一般社団法人日本サステイナブルコミュニティ協会(略称:JSC-A)は11/10(火)16:30より、勉強会的討論ウェビナー「地域の可能性をエネルギーから考察する~バイオマス編~」(コーディネーター:日本総合研究所主席研究員・藻谷浩介氏、JSC-A副代表理事:乾正博氏)を開催しました。
第4回目となる今回は、林野庁木材利用課長・ 長野麻子氏、伊佐愛林有限会社 代表取締役・今吉光一氏、 株式会社山田林業 代表取締役・山田尚弘氏をゲストスピーカーに、鹿児島大学農学部農林環境科学科教授・寺岡行雄先生をコメンテーターにお招きし、林業の現状、今後の課題について議論を交わしました。
・木は元本といえ、燃やし尽くしてその元本を失って、将来高度利用ができるようになったときに戦後のようなハゲ山になっている危険性
・山に木があるだけではダメ、伐って出してくるのが林業
・自然の中で活かされていることをどう経済の中で折り合いつけていくか
・皆伐後、別の財布で植林するのも一つの手か
と、国土の7割を占める森林を経済という観点でどう活かしていくのか、それをどうやって子孫に繋いでいくのかという視点での議論が展開されました。
多くのご参加の方々にも、林業現場の苦労、誤った方向へ進む一部の事業者の問題などがお分かりいただけたのではないでしょうか。
最終回の次回12/5(火)はこれまでのまとめをするとともに、「バイオマス発電は必要か? 2050年に向けた脱炭素構想」と題し、環境省事務次官・中井徳太郎氏をお招きし、バイオマス発電の展望および脱炭素の行方についてお話いただきます。
ご参加いただけますよう、何とぞよろしくお願いいたします。
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